子犬の正しい迎え方

子犬の正しい迎え方
ブリーダーさんから、お客様に受け渡しをする前に、子犬を店長宅でトイレレッスンをたくさん重ねた経験から、「どんな手順で子犬がトイレを理解するか」観察を重ねた結果を記載してみます。
初めて、自宅に子犬を迎え入れた方は、レッスンの参考になさってください。

1日目 交通機関で移動をしてくる子犬は、母犬と離れたことや、初めて聞く、エンジン音や、たくさん揺られて、疲れている子が殆どなので、初日は休養だけです。
2日目 食欲が、まだ十分でない子もいますが、ゲージから外にだして、「トイレはここよ」と軽く声かけをしてあげる。 まだ殆どの排泄は失敗してしまう子が多いです。
3日目 そろそろ、本格的にトイレを教え始める。どんな時にトイレが成功するかよく観察をすることが大切。成功したら、たっぷり褒める。ご褒美をあげる。
4日目 失敗の数に、成功の数が近くなってくる時期です。
トイレの存在がわかり始めると急に、上達することがあります。
5日目 排尿だけでなく、排便も時折、成功することがあります。
排便のほうが、覚えるのが遅れますけど、排便も褒めることを忘れずに!
6日目 賢い子は、排尿をすると、ご褒美がほしくて、顔をみたりします。
こうなればしめたもので、「トイレ」のことを理解し始めた合図です。
7日目 排尿の成功率は100%に近くなりますが、排便はまだ、失敗します。
食事の後などに、排便が上手くいくように、声かけをして、排便を導きます。
子犬がブリーダーさんから、自宅に到着して必ずスグに教えることはトイレのことです。
ブリーダーさんの元では、自由に排泄をしている場合のほうが、多いので、子犬にとって「トイレの概念がない」と考えて接してください。まずは、子犬が移動のときに、入ってきたキャリーケースの中のシートが、排尿だけだった場合は、そのシートを、自宅のトイレトレーの上に置き、自分の排泄の匂いをつけることから、スタートします。
もしも、移動のときのシートに排便があった場合は、残念ですが諦めてください。

声掛け作戦

トイレトレーを、トントンと叩いて「トイレはここよ」と何度も声掛けをしてあげてください。子犬は新しい環境で部屋の様子なども、理解していなくて、不安もあるので、まず「ここだよ」と意識をトイレトレーに向くように試みます。

ほめほめ作戦


1日のなかで、何回かはトイレトレーの上で、排泄を上手にできることもあると思います。成功したのを見つけたら、何しろ「褒め倒す」ことです。
大切なのは、「大袈裟に優しい声」と、「頭を撫でる」などのリアクションになります。地味な声で「いい子だね」と言ってみても、新人の子犬には伝わらいことも多いので、これ以上は無理と思うほどの「甘い声」を出してみましょう。
ご褒美に、人間の赤ちゃん用の「ボーロ」を一粒あげても、喜びます。

ブリーダーさんで、ペットフードを食べていた子は、初回は「ボーロ」を「食べていいのかな?」みたいな顔をして、上手に食べられない子もいますが、2回目からは喜んで食べてくれます。

「ボーロ」はトイレ以外でも、「お座り」や「待て」のしつけを教えるときにも、ご褒美として、統一して使えるので、事前に購入しておきましょう。この「ほめほめ作戦」で大切なのは、タイミングも重要です。

排尿や排便から10秒以上過ぎてしまった場合は、子犬は排泄のことを忘れてしまい「何で褒められたのかな?」とクエッションマークになってしまうからです。

無言作戦


排泄を失敗したときは、無言作戦を貫きます。
「排泄」イコール「叱られる」と勘違いされても困るので、無言で処理してください。

排泄を失敗した場所には、もちろん消臭剤などを使用しても、次の日も同じ場所で失敗することも、何度もあると思いますが、嗅覚が発達している犬にとっては、微かな自分の排泄の匂いを、見つけ出すことが多いようです。

こちらも知恵を使って「トイレ用除菌シート」などを使用すれば、消臭効果も含まれていれ、後処理も簡単なので、お勧めです。
店長の経験としては、消臭剤に頼るよりも、忘れかけるトイレの存在を、再確認させる行為のほうが、効果が大きいと感じています。

1.部屋が広すぎるとき
子犬がトイレを覚えるには6~8畳の広さがベストです。
これ以上広い場合は、子犬が尿意を感じてから、トイレに行くまでに、時間がかかってしまい、トイレ以外で排泄をしてしまう場合が、とても増えます。
解決方法としては、一時的に部屋を仕切るか、子犬を育てる部屋を狭い場所にできないか、検討しなおしてみると、上手くいく場合が多いです。
2.飼い主に迷いがあり、トイレトレーの置き場所を移動してしまうとき
最初にトイレトレーを置いた場所を、移動させないように注意してください。
子犬が混乱する原因になります。理想的なのは寝るゲージから、子犬の足で10~20歩離れた場所にトイレトレーを置く事です。
犬はかなり綺麗好きで自分の寝床の真横に排泄をするのは、好きではないのです。
膀胱がまだ小さい子犬には、予備にトイレシートだけを、ゲージの中に置いてあげるのがいいでしょう。
3.トイレシートを頻繁に交換しすぎたとき
以前、お客様が「なかなかトイレを覚えない」とご相談の電話を受けたので、尋ねてみたら、「排尿してシートが汚れたらスグに交換しています」とのことでした。
それでは、せっかくシートに付いた自分の匂いが消えてしまうので、交換が逆効果になるのです。「1日はそのままシートを交換しないように」とアドバイスをしましたら、1週間後には、お客様からメールが届き、「ちゃんとトイレを覚えてくれました」との事でした。