肉球のヒミツ!

つい先日も、ネット上の投稿で、肉球が全部、やけどで真っ白になってしまったワンちゃんの写真を見ましたが、もの猛暑に日々、お散歩のときには、飼い主の注意がとても大切ですよね。

改めて愛犬にとって肉球の大切さを再認識できるといいですね。

丁度、アニコム損保から8月の健康通信で「肉球」が掲載されていたので転写します。

◇◆◇◆肉球の構造◇◆◇◆
肉球は「pad=パッド」とも呼ばれますが、正式名称は「蹠球(しょきゅう)」
と言います。主にネコ目(食肉目)のどうぶつの足の裏に存在しています。

肉球の一番外側には角質層があり、その表面は爪と同じケラチン層です。
子犬子猫は、まだこの角質層が薄いため、ぷにぷにとした触り心地のいい
柔らかい肉球をもっています。
成長するにつれて、硬い道やでこぼこした道を歩いて刺激をうけ、角質層
が厚くなり適度な硬さになります。

その下には脂肪を含んだ弾性線維が網目状に重なっていて、この部分が
独特な形と柔らかさを作っています。
また血管や神経は奥深くに存在しているので、ある程度の外部の熱さ・
寒さからは守られます。その反面、一度傷つくとその部分には栄養や
補給物資が届きにくく、治りが遅くなりがちです。
また、足をつくと体重がかかって肉球が変形するので、再び傷が開いて
しまうこともあります。

◇◆◇◆肉球の役割◇◆◇◆
(1)獲物に近づくときの足音を消す
シマウマやシカといった草食獣は、肉球がないかわりに蹄があります。
天敵の気配を察知すると、とにかく速く走って逃げるのに適した足の形
をしています。
一方ライオンやオオカミのような肉食獣は、肉球によって足音を消し、
そーっと獲物に近づきます。そうすることで狩りの確率を上げることが
できます。

(2)衝撃をやわらげる
歩いたり走ったりするとき、高いところから飛び降りるとき…もし肉球が
なかったら、衝撃が皮膚や骨に直接伝わってしまいます。
肉球は、そうした衝撃を吸収するクッションの役割を持っています。
長距離の移動ができるのも、肉球があってこそなのです。私たちも、靴底が
ぺらぺらのサンダルよりも、ある程度クッションのついた運動靴の方が歩いて
いて疲れないですよね。

(3)滑り止め機能をもつ
肉球の表面はざらざらしていて、滑らかな地面の上でも、摩擦が起きる
ようになっています。私たちの靴裏に、でこぼこがついているのと同じ
です。また、肉球の周りには汗を出す汗腺もあり、肉球に適度な湿度を
与えています。これも滑り止めに一役かっていると言えます。

(4)触覚器になる
ネコちゃんの場合、肉球の上の方には2~3本の毛が生えていて、歩行時に
触覚器としての役割をはたしています。

◇◆◇◆肉球のお手入れ◇◆◇◆
上記の通り、肉球の傷はとても治りにくいので、ケガをするような危険な
場所は歩かせないようにしましょう。
今の時期はアスファルトによるやけどにも要注意。
お散歩の時間を涼しい時間帯に変える、土の上を歩かせるといった工夫が
必要です。
シニア期になると、肉球に角質の厚い層ができ、乾燥が進んで白っぽく
ガサガサになることがあります。放置しておくと、パックリ割れて出血
したり、そこから雑菌が入り込んで思わぬ病気に感染することもあります。
お散歩後に毎回足を洗うことで余計に乾燥が進む場合もあるので、
乾燥している場合は水で洗わずに、乾いたタオルで拭いてあげる程度に
しましょう。