「日本一美しいドーベルマン」に 久山町・田中さんのシンディー

久山町の自営業田中雅之さん(72)の4歳の愛犬でドーベルマンのシンディーが、「第73回日本チャンピオン決定審査会」(日本警察犬協会主催)で全国一に輝いた。ドーベルマンを含む警察犬の容姿や性格を競い合う全国大会で手にした「最も美しいドーベルマン」の称号。田中さんは「私も高齢になりシンディーを特訓するのはきついが、成果を出してくれてうれしい」と喜んだ。

 シンディーは長崎県で生まれ、田中さんは生後2カ月の時に引き取った。高校時代からドーベルマンを飼い続けており、8番目の愛犬となる。

 昼間は、福岡市東区で営む種苗園の店舗近くの公園で伴走の訓練などをし、夜間は自宅近くで、筋肉を付けるために負荷を掛けながら歩く「引き運動」の特訓を重ねてきた。大会直前には餌の量を減らしてダイエットにも挑戦。シンディーは、体高68センチで体重36キロのすらりと優雅な成犬になった。

 大会は4月21日に埼玉県吉身町で開かれ、全国からシェパードやコリーなど7犬種が集まり、犬種や年齢、性別に分かれて審査が行われた。

 田中さんによると、嗅覚や捜索など警察犬としての能力を競うのではなく、いわゆるミスユニバースのような位置付け。初出場のシンディーは他の4匹とともに、ドーベルマンの成犬メス部門にエントリーした。歯並びや目の色、足先の美しさなどの「個体審査」と、伴走者との走り方や大きな音に対する反応などを採点する「比較審査」に臨み、最優秀の成績を収めた。

 「審査の伴走では私の少し前を格好良く歩き、大きな音にも全く驚かず、終始落ち着いてくれていた。終了直後には飛びついてきて、一緒に喜び合った」と手放しで愛犬をたたえた田中さん。実は、シンディーの父親もこの大会で全国一になったことがあり、2世代にわたる栄冠達成という。

 田中さんは、2013年に発足した九州ドーベルマン倶楽部の会長も務める。近年は人気に陰りも見えているというが、「ドーベルマンは気品が高く、何と言っても格好いい。愛犬家の裾野を広げていきたい」と語った。

Gooニュース 5月8日 引用